地域における医療・介護・福祉の関係者が緩和ケアの知識やスキルを向上させると共に連携を構築していくために、定期的な協議や研修会などを開催し、地域の関連機関ならびに関係者が情報交換する機会をつくることを目的として設立した本ネットワークは、設立当初から数年間は、県立志摩病院、山田赤十字病院、市立伊勢総合病院の緩和ケアチームを中心に活動を行ってきました。 しかしその後、県立志摩病院の緩和ケア部門は縮小し、山田赤十字病院は移転して伊勢赤十字病院となり緩和ケア病棟が稼働、市立伊勢総合病院も新病院となりホスピス病棟が稼働するなどの変化があり、活動内容も少しずつ変化していきました。
そして、2020年から始まったCOVID-19の流行によって、すべての病院で厳重な面会制限がかけられ、2021年から伊勢赤十字病院の緩和ケア病棟は閉鎖となり、スタッフ同志の交流も制限されて対面での会合ができず、コロナ渦の数年間は本ネットワークの活動も休止せざるをえませんでした。2023年度から少しずつ活動を再開しましたが、最近では在宅や介護施設における緩和ケアのニーズが年々高まっており、病院スタッフだけでなく、地域で医療・介護・福祉の緩和ケアに携わっている方々にも集まっていただき、より広く三重県の南勢地域(伊勢志摩)における緩和ケアを充実させる活動をしていきたいと考えています。
これからも皆様と協力しながら、この地域に緩和ケアのネットワークが広がっていくことを願っていますので、ぜひともご理解とご支援をいただきますようお願い申し上げます。
代表世話人 伊勢赤十字病院緩和ケア内科 辻村恭江
代表世話人
伊勢赤十字病院緩和ケア内科
辻村恭江

代表世話人
伊勢赤十字病院緩和ケア内科
辻村恭江